「FLOWER series」No.12

「三十六花撰 東京亀井戸天神藤」

(さんじゅうろくかせん とうきょうかめいどてんじんふじ)

喜斎立祥(二代広重)1866年

この絵は二代歌川広重さんの描いた初夏の藤の花です。昭島市では樹齢800年を超える巨木「千歳のフジ」が有名です。江戸時代、庶民の間では桜が散れば次に見頃を迎えるのが「藤」です。こぞって各地で藤見や観藤会が催され、歳時記の中でも大変に賑わい華やぐ「レジャー」として花の香りや後楽を楽しみました。この頃、広く一般に「旅」や「名所」に対する関心が高まり「美人・役者」と並ぶ、人気の題材として「風景・名所」が好評を博しました。