「FLOWER series」No.11
「芙蓉に燕」の一部
(ふようにつばめ)
歌川広重 1830年頃
歌川広重さんが描いた「芙蓉」です。夏に大輪の花が咲き、一つの花は3日程度と短いですが、次々に咲き秋にかけて楽しむことができます。広重さん、風景画と共に生涯花の絵も描き、ピンクの芙蓉もあえて藍刷りで描いています。このヒロシゲブルーと言われる「藍色」は、ドイツ・ベルリンで開発されたベロ藍(ベルリン藍色がなまった)で平賀源内さんや伊藤若冲さんも関係していたと言われ、世界に愛されている日本の色です。